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◆ 動物に関る言葉のミニ辞典 ◆

愛する動物たちに関るいろいろな、お話・ことわざ・俗語・言葉・事物・由来等、20のお話。 2つのお話を入れ替えました。 2018/02/11
[ 話を入れ替えた際、削除した過去のお話はこちらです ]


new 進(シン)
2018
02/11
進

「すすむ・すすめる」「すいすいと前に出る・出す」「人前に出る」の意の漢字。
しんにゅう(しんにゅう)と鳥の略形である隹の合字。
しんにゅうは道を行くこと。軍隊を進軍させるときに鳥占いをして、神様の意思を聞いてから前進させたことからすすむの意になりました。

new 虻(あぶ)もたからず
2018
02/11
ani_hae3ani_hae3 ani_hae3ani_hae3 誰も寄り付いてくれないことのたとえです。
アブはよく人にたかってくるけれども、そのアブさえも寄ってこないということから。

 内で蛤、外では蜆 (うちではまぐり、そとではしじみ)
大きな顔をしているハマグリ ハマグリのほうがシジミより大きいことから、家の中では大きな顔をしているが、外に出ると小さくなってしまうということです。

 猪の手負い
手負い猪 イノシシが手負いになると、気が立って非常に危険な状態になります。
そこから、きわめて危険であることのたとえです。

 黒犬を 提灯にする 雪の道
提灯代りの黒犬 古い川柳。
江戸の町は夜になると濃い闇に包まれましたが、提灯は高価で庶民には手が届かなかったといいます。
そんな江戸の冬。雪が降ったあとの夜道は一面が真っ白で、どこが道だかわからなくなっています。 そこである知恵者が真っ黒な飼い犬を先に行かせて道案内させました。真っ黒な飼い犬は臭覚で馴れた道をどんどん先へ行く、白い雪に黒い犬はよく目立ち提灯代りにされているということです。

 勧学院の雀は蒙求を囀(さえず)る
蒙求を囀る雀 勧学院のスズメは、学生が「蒙求(もうぎゅう)」を読むのを聞き覚えてそれをさえずる、ということで、ふだん見慣れ聞き慣れていることは自然に覚てしまうものだということのたとえです。
門前の小僧習わぬ経を読むと同じです。
勧学院とは藤原氏一族のためにたてられた教育施設で、蒙求とは中国唐代の教科書のことです。

 兄のものは猫の椀まで
相続猫 長男は父の遺産を、ネコの椀のようなつまらないものも含め、すべて相続するということ。
長子の相続制度では兄にはとにかく権力があり、何から何まで全ての財産は兄に渡るということです。

 轡の音にも目をさます
轡をくわえるウマ 武士が常に油断せず、轡の小さな音でも目をさましたことから。用心深くちょっとしたことにも敏感に反応する様子で、職業柄身に付いた鋭い感覚や習性のたとえをいいます。
轡(くつわ)はウマの口にくわえさえ、手綱を付ける鉄の輪のことです、

 タコの糞で頭に上がる
tako7 タコの胴が頭のように見えてタコの糞が頭部にあるという想像から、 自分では偉そうに振る舞っていい気になっているが、他人からは軽蔑されることのたとえです。

 象牙の塔
象牙の塔 塔は高い建物で、象牙は高価で貴重なもの。もともとはフランスで、芸術至上主義者に対して現実からかけ離れた世界を皮肉った言葉でした。
そこから、とても地位の高い人は様々な問題から遠いところにいるため、世間の現実が分からないという意味で使われたり、 学者などが研究熱心なあまり、現実社会と疎遠になったときに使われるようになりました。

 うちの鯛より隣の鰯
うちの鯛
自分の持っているものより他人の持っているものの方がよいものに見え、
ついうらやましく思うものであるということです。

 蛇の足より人の足見よ
蛇の足 ヘビに足があるかどうかなどと無益なことを議論するより、
自分の足もとに気をつける方が良い、ということ。
そこから、役に立たないことを考えたり論じたりするよりも、
身近なことについて考えるほうが大切だということです。

 狐之を埋めて狐之をあばく
疑い深いキツネ キツネは疑い深いので自分で土の中に埋めた食べ物を掘り出して確かめることがあるそうです。
そこから、疑い深い人は自分で始めた物事を自分の手でぶちこわしてしまう、ということをことをいいます。

 小鳥を捕らえて大鳥を逃がす
小事・小さな獲物 小さな獲物をつかまえることにかかわっているうちに、大きな獲物に逃げられるという意味から、小事ばかりかかわって大事を仕損じるということです。

 雁が飛べば石亀も地団駄
地団駄石亀 イシガメが、カリが飛ぶのを見て、自分も飛びたいと思って地団駄を踏むことで、自分の能力を考えないで他人のまねをしたがることのたとえです。

 兎の股引(ももひき)
ウサギの足が短い事から、何をしても最初だけであとの続かなことをいいます。
そこから永続しない者のことや長続きしない事のたとえになりました。

兎の股引
 鹿見て矢を矧(は)ぐ
逃げろシカ 日ごろの準備を怠りながら、その場になってあわてて用意をすることをいいます。
「矧ぐ」は竹に羽を付けて矢を作ることです。

 烏鵲の智(うじゃくのち)
鳥鵲:かささぎ 遠い将来のことばかり心配し、近くに迫っている災難に気がつかないことをいいます。鳥鵲はカササギの別称。
カササギは強風の多い年には風をさけようとして巣を低い枝にかけますが、そのために雛や卵を人に捕られることまでは知恵がまわりません。

 馬持たずに馬貸すな
馬貸すな 「馬持たず」はウマを持っていない人のことで、ウマの扱い方が下手で愛情もわかず、粗末に扱うかもしれないから貸さない方がいいということです。
そこから物の扱い方を知らない人に、物を貸してはいけないというたとえです。

 蛙におんばこ
生きカエル 死んだカエルにおおばこをかぶせると生き返る、という俗語から出たことばで、薬がよく効いたことをいいます。






動物に関る言葉のミニ辞典作成に際し、以下を参考にさせていただきました。
三省堂:広辞林、TBSブリタニカ:ブリタニカ国際大百科事典、角川書店:新国語辞典、小学館:新選漢和辞典、大修館:漢語新辞典、 三省堂:デイリーコンサイス英和辞典、川出書房:日本/中国/西洋/故事物語、動物出版:ペット用語辞典、 実業の日本社:大人のウンチク読本、新星出版社:故事ことわざ辞典、学習研究社:故事ことわざ辞典、Canon:国語/和英/英和/漢和/電子辞典、



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