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◆ 動物に関る言葉のミニ辞典 ◆

愛する動物たちに関るいろいろな、お話・ことわざ・俗語・言葉・事物・由来等、20のお話。 2つのお話を入れ替えました。 2023/03/19
[ 話を入れ替えた際、削除した過去のお話はこちらです ]

new  猿が仏を笑う
2023
03/19
笑うサル 浅知恵しかない小利口なものが、深い知恵のある人の真の偉さをわからないで嘲笑することのたとえです。
自分の小さな知恵では、知恵のある人の一部だけしか分かっていないことを、悟ることができない浅はかさを意味しています。

new  鹿島立ち
2023
03/19
鹿島立 旅に出ることをいいます。はじめのころ防人は、遠江(現在の静岡県)以東の東国からおもに集められ、九州に赴きました。 防人に選ばれた人たちは鹿島神宮で旅の安全と無事に故郷へ帰れることを祈って出発しました。 その後も武士などが旅立ちの前に鹿島神宮へ行き、勝利の祈願を行ったことに由来します。 現在も旅の安全を祈って良い旅であるよう願いをこめて旅に出発することをいいます。

 イワシ七度洗えばタイの味
イワシイワシ イワシイワシ イワシイワシ イワシは脂肪が多く生臭い大衆魚ですが、よく洗って生臭みを落とせば、タイのような美味しい魚だという意味です。 ごく平凡な人間でも、よく磨けば能力を発揮できるようになるというたとえです。

 先鞭をつける
先鞭ウマ
ほかの人より先にウマに鞭をあてて進撃し、手柄を立てること。
そこから、人に先んじて着手する、他に先駆けることをいいます。

  負け犬の遠吠え
負け犬 弱いイヌは相手のイヌがいないところで遠吠えをする、ということに由来にしたことわざで、 相手よりも自分の立場が弱いと感じている人が面と向かっては何も言わないのに、裏では悪口や文句をいうということです。

 食牛の気
食牛 トラやヒョウは、子どもの時から自分より大きなウシを食おうとするほどの激しい気性を持っているということです。
そこから幼い頃から大きな目標を抱いていることのたとえになりました。「牛を食らうの気」ともいいます。

 兎を置く
置いとかれたウサギ 相手が待ち合わせの約束を守らず、すっぽかされた時や、待ちぼうけを食らわせられた時にフランス人が使う言葉だそうです。
「昨日は、カトリーヌにウサギを置かれたよ」のように使うそうです。
この表現は、16世紀頃から使われていたそうですが、今とは意味はずいぶん違っていました。 当時「兎を置く」は、娼婦のサービスを受けた後、お金を払わずに立ち去る事を表していたようです。

  白猫であれ黒猫であれ、ねずみを捕るのが良い猫である
白猫黒猫 どんな方法であっても、望みの結果を出せればそれで良いという意味です。
もともとは四川省の古いことわざですが、中国の政治家、ケ小平が言ったことで有名になりました。

 網羅(もうら)
網羅 「網」は魚を捕るアミで、「羅」は鳥を捕るアミのこと。 この2つのアミで全てのものを集めることから、そのことに関するすべての情報を集めるという意味になりました。

  馬に乗れば唄心
唄心ウマ唄心ウマ 唄心ウマ唄心ウマ 唄心ウマ唄心ウマ 唄心ウマ
ウマに乗ると楽しくなり、高揚して歌を歌いたくなる、という意味です。

 虎狼は防ぎ易く鼠は防ぎ難し
防ぎ易きトラ 大きな事や非常に大切なことは事前に計画を立てるなどして、慎重に対処するから意外と失敗しないものですが、小さな事には準備もせずに軽く対処することがあるで、かえって失敗しがちである、というたとえです。

 亥の子餅に蝿がおらん
亥の子餅 亥の子とは、陰暦十月最初の亥の日に行う祭りのことです。 時候的にも寒さに向かうおりでもあるので、亥の子の餅をつくころには、自然にハエがいなくなるものだということです。

 百舌の早贄(モズのはやにえ)
モズのはやにえ モズは、とらえた獲物をその場で食べないで、小枝や刺に突き刺したり、ひっかけたままにしておく習性があり、それら小枝などに放置されたものが 「モズのはやにえ」とよばれます。はやにえにされるものとしては、昆虫、トカゲ、カエル、魚、小哺乳類、小鳥などがあります。
モズは足があまり発達しておらず、獲物を足で押さえてくちばしでついばむことをせず、 木の枝などに獲物を刺してくちばしでそれをついばむという食べ方をします。 そのためエサを捕らえるととりあえず枝に突き刺しますが、 食欲があまりないと食べかけでエサを放棄してしまうのではやにえが残るわけです。 場合によっては再びお腹がすいたときにそれを食べることもあるそうですが、 干からびてしまうともう手をつけないそうです。

  犬、塊(つちくれ)を逐う
塊を逐う犬 イヌは、投げられた塊(土のカタマリ)ばかりを追って、投げた人を追いません。同様に、無知な人は、結果だけを見てその原因を追求しないということです。 涅槃経の言葉で、愚かな人間になるなと戒める言葉です。
ちなみに「追う」は、既に目に見えている物や目標へ向かうこと。 「逐う」は、まだ見つけていない物を探す。更に深く知る為に研究する。意識を向ける。注目すること。

 男猫一匹膝にも乗せぬ  
膝ネコ たとえネコでも、オスなら膝にも乗せないということで、
男性を一切寄せ付けず、貞操を堅持するたとえです。

  狐につままれたよう
つままれたキツネ どうしてそうなったのか意外でただ呆れている様子や、前後の事情がさっぱりわからず、ぼんやりするさまを表します。 到底信じられない、化かされたような感じがする、といった意味をたとえていう言い回しです。 「つままれる」とは化かされるという意味です。

  馬は土から
よいウマ よいウマを育てるには、まず土がよいことが条件であるということです。土とは、広い土地であったり、栄養のある良質な牧草地であったり、ウマを育てるのによい環境であるということです。
そこから、よいものを得ようとするのであれば、その基礎となる部分からよいものでなければならない、という意味になります。

 羊の歩み
ヒツジ 屠所にひかれて行くヒツジの歩みということで、ヒトの命が日々死に近づいていくことをたとえた言葉です。

 酔象
酔象 酒に酔って暴れるゾウ、発情して凶暴になった雄のゾウという意味です。
転じて仏教では凶悪な心や狂暴なもののたとえに用いられることばです。


本将棋にはなく、中将棋などの将棋で用いられることのある駒の一種でもあります。 真後ろ以外の全ての方向に1マス進むことができ、成ると王将と同じ動きをする「太子」になる。また、「太子」が自駒として盤上に存在する場合、王将を取られても勝負に負けないという効果を持つ。 安時代の日本ではこの駒が既に用いられていたと考えられています。

 時に遇(あ)えば鼠も虎になる
nezumi27nezumi27 nezumi27nezumi27 nezumi27nezumi27 時流に乗れば、つまらない者でも出世して
権力をふるうようになるというたとえです。







動物に関る言葉のミニ辞典作成に際し、以下を参考にさせていただきました。
三省堂:広辞林、TBSブリタニカ:ブリタニカ国際大百科事典、角川書店:新国語辞典、小学館:新選漢和辞典、大修館:漢語新辞典、 三省堂:デイリーコンサイス英和辞典、川出書房:日本/中国/西洋/故事物語、動物出版:ペット用語辞典、 実業の日本社:大人のウンチク読本、新星出版社:故事ことわざ辞典、学習研究社:故事ことわざ辞典、Canon:国語/和英/英和/漢和/電子辞典、



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