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◆ 動物に関る言葉のミニ辞典 ◆ の過去のお話(犬3)


話を入れ替えた折、削除した過去の分のお話です。






 犬兎の争い ( けんとのあらそい )
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イヌがウサギを追いかけ、山を上ったりしているうちにどちらも
疲れて死んだのを、 農夫が両方とも自分のものにしたという寓話から、
両者が争って互いに弱ったとき、第三者に利益をとられることをいいます。


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 犬の小道知る



経験豊富犬
イヌは一度でも通った道はよく覚えているということから、
経験や知識が豊富な者は、判断を誤ることはないという意味です。 

 黒犬を 提灯にする 雪の道
提灯代りの黒犬 古い川柳。
江戸の町は夜になると濃い闇に包まれましたが、提灯は高価で庶民には手が届かなかったといいます。
そんな江戸の冬。雪が降ったあとの夜道は一面が真っ白で、どこが道だかわからなくなっています。 そこである知恵者が真っ黒な飼い犬を先に行かせて道案内させました。真っ黒な飼い犬は臭覚で馴れた道をどんどん先へ行く、白い雪に黒い犬はよく目立ち提灯代りにされているということです。


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 垣堅くして犬入らず
入れないイヌ6 垣根が厳重だとイヌが入ってこられないということから、家庭内が健全であれば外部からこれを乱すような者が入ってくることはないということです。

 外孫飼うより犬の子飼え
孫より犬 他家へ嫁いだ娘が生んだ子は、いくらかわいがっても将来の頼りにはならない(???)。そんな孫をかわいがるより、イヌの子をかわいがるほうがましだ(???)ということです。

 犬に懸鯛
価値あるものを理解できないイヌ 立派な鯛の飾りも見る人がいなければ価値がない。価値あるものもそれを理解できる人が持たなければ無駄だということです。
懸鯛(かけだい)は、正月、夷講、祭礼、婚礼その他の祝いに、飾り物として用いられるものです。
漁船が沖から帰ってきたとき、漁獲物のなかから2尾の魚を選んで腹合わせに吊るし、収穫を感謝し次の大漁を祈願するために、港近くの夷(えびす)様に供えたというのがはじまりで、内陸や町場にも及んだようです。


 尾を振る犬も噛むことあり
噛むイヌ 普段おとなしい人でも、何かの拍子で意外な反抗することがあることのたとえです。


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 夏の風邪は犬もひかぬ
風邪をひかぬイヌ 夏に風邪を引くのは、まったくばかばかしいということです。


 桀 (けつ)の犬尭(ぎょう)に吠ゆ
桀の犬 暴君の桀王に飼われているイヌは、主人の命令があれば聖人の尭帝にも吠えつくことから、人間は自分の主人から目をかけられ恩義を受けると、主人のためにはどんなことでもするようになるということです。
「桀」は中国古代の暴君。「尭」は中国古代の伝説上の帝王で理想的な君主とされています。
「桀の犬をして尭に吠えしむ」ともいいます。

 殿の犬には喰われ損
殿の犬 殿さまの飼っているイヌに咬まれても文句は言えません。
勢いの強い者がやったことは、たとえ道理にはずれていることであっても泣き寝入りするしかない、という意味です。

 犬腹(いぬっぱら)
犬腹 お産が軽く安産の象徴でもあるイヌのように、たくさんの子を次々と生んでいく女性のことをいいます。
侮蔑的表現でもあるのでご注意を。


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 兎を見て犬を放つ
inu41 ウサギを見つけてからイヌを放して追わせても遅くはないということ。
失敗してから気がついてやり直しても決して遅すぎるということはないということです。

 食うだけなら犬でも食う
食べるだけ? のイヌ 何もしないで食べるだけならイヌでも出来るということから、それでは人間としての値打ちがないということです。
昔は、イヌは食べることにだけ幸せを感じる生き物という認識だったためですが、現在では決してそのようなことはありませんね。


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 猛(モウ)
猛

「たけだけしい犬」「たけだけしい」「いさましい」「きびしい」「はげしい」の意の漢字。
犬を表すケモノヘンと孟の合字。
音符の孟は罵に通じ、ののしるの意味から、ののしる犬、たけだけしいの意味を表すようになりました。

 星守る犬
星守る犬 「守る」は見つめるという意味で、星を取ろうとじっと見つめる
イヌのように卑小な者が及ばぬ望みをかけることをいい、
分不相応な高望みをするということです。


 狡兎死して走狗烹らる (こうとししてそうくにらる)
利用価値のある間は使われるが、用なしとなればあっさりと捨てられるということ。すばしこいウサギが死ねば、それを追う猟犬は不用となって煮て食われるように、敵国が滅びれば、いかに戦功のあった家臣でも邪魔になって殺されるということ。

走狗

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 垣堅くして犬入らず
健全な家庭を乱すイヌ 家庭内が正しく健全であれば、それを乱すようなことは外部から入ってくることはないということです。

 食いつく犬は吠えつかぬ
ちっちゃいチワワ 本当に実力のある者は、むやみに騒ぎ立てたりしないということ

 影もないのに犬は吠えぬ
大吠えイヌ 犬はなにもないのに吠えたりはせず、 吠えるのはなにかがそこにあるからなのです。
事実がないのであれば噂が立つこともないということで、
「火のない所に煙は立たぬ」と同じ意味です。


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 子供が生まれたら、イヌを飼いなさい・・・
飼ってね 子供が生まれたら、イヌを飼いなさい。
子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手になるでしょう。
子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手になるでしょう。
子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。
そして子供が大きくなった時、
 自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。
 イギリスのことわざです

 犬の糞でかたきを討つ
卑劣な手段で復讐すること。 unko糞でかたきを討つイヌ unkounko

 犬の蚤の噛み当て
なかなかノミを噛めないイヌ なかなかイヌに噛まれないノミ イヌが小さなノミをかみ当てるなどということはなかなか出来ないことから、とても稀なこと・あてずっぽう・まぐれ当たり・めったにないことをいいます。


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 嗅(キュウ)・ [臭]
嗅

口+臭⇒鼻+臭 口の部分は本来鼻をあらわし、臭はにおい、
そこから鼻でにおいをかぐの意味になります。
臭は におい、におう、くさい 主として悪いにおいについていいます。
自と犬の合字で、自は鼻の象形で犬は鼻の働きが良いということから、
におい、においをかぐの意味を表します。

 喪家の狗(そうかのイヌ)
そうかのイヌ 喪中の家で、飼主が悲しみのあまり餌を食べさせてもらえず、
元気をなくしたイヌという孔子の話から、ひどくやつれて元気の
無いということ、また落胆して志を得ない人のたとえです。

 蜀犬日に吠ゆ(しょくけんひにほゆ)
蜀犬 中国の蜀地方は霧が深く日照時間も短いので、そこのイヌはたまに太陽が照り出すと驚いてほえるという話から。
無知なために当然なことにも驚き恐れ怪しむことや、見識の狭い者が他人の言動を怪しんだり批判したりするをいいます。

 暗がりの犬の糞
暗がりの犬の糞 他人が気がつかないのを良いことに、自分の失敗を隠して知らん顔すること。

 わが門で吠えぬ犬なし
吠える犬 どんなに弱いイヌも自分の家では威勢がいいものです。そこから、弱い者が自分の屋敷内や家の中でだけいばっていることをいいます。


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動物に関る言葉のミニ辞典作成に際し、以下を参考にさせていただきました。
三省堂:広辞林、TBSブリタニカ:ブリタニカ国際大百科事典、角川書店:新国語辞典、小学館:新選漢和辞典、大修館:漢語新辞典、 三省堂:デイリーコンサイス英和辞典、川出書房:日本/中国/西洋/故事物語、動物出版:ペット用語辞典、 実業の日本社:大人のウンチク読本、新星出版社:故事ことわざ辞典、学習研究社:故事ことわざ辞典、Canon:国語/和英/英和/漢和/電子辞典、


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