HAH logo

◆ 動物に関る言葉のミニ辞典 ◆ の過去のお話(家畜:豚・他)


話を入れ替えた折、削除した過去の分のお話です。






 豚を盗んで骨を施す
buta7 盗んだブタの肉を自分で食べてしまってから、その骨を他人に恵んでやってありがたがられるということで、
大きな悪事の償いにと、小さな善行をするたとえです。


過去の話TOPに戻る 「家畜/豚・他」に関する話TOPに戻る

 恋と妊娠とラクダで出かけることは隠せない
シリアのことわざ。みごもった女性はいくら隠してもいずれわかる。こっそり出かけようとしてもラクダに乗っていてはすぐ他人に気付かれてしまう。 恋していることもそれらと同じで、いくら本人が隠すつもりでも知らず知らずのうちに態度に表れて、周りの人にわかってしまうということです。 ラクダ

 豚肩豆を掩わず ( とんけんとうをおおわず )
質素なブタ 「豆」は木製の器のことで、晏子が先祖をまつるのに質素であったという故事。
ブタの肩の肉を盛ったのが少量のため器をおおうほどでないということで、非常に倹約することのたとえになりました。

 遼東の豕(いのこ)
遼東の豕 世間を知らないで自分だけが偉いと思うことやひとりよがりのことをいいます。
遼東地方のブタが白ブタを生んだので(その地方はブタといえば黒ブタだった)、珍しいから献上しようと男が都に出た。ところが黄河の東あたりまで行くと、その地方のブタが皆白いので恥ずかしくなって引き返したという”後漢書”より。


過去の話TOPに戻る 「家畜/豚・他」に関する話TOPに戻る

 荊妻豚児(けいさいとんじ)
豚児

自分の妻子のことを謙遜していうこと。「荊」はイバラのこと。「荊妻」は中国後漢時代に梁鴻という人の妻がイバラのかんざしを挿し、つましい身なりをして夫に仕えたということから、自分の妻を謙遜していうことばで、 「豚児」は豚の子のことで自分の子を謙遜していうことばです。

 騾馬(ラバ)

ラバと言う動物はオスのロバとメスのウマの間に生まれた子供をいいます。
ウマの「体が大きく美しく学習能力も優れている」と言う特徴と、ロバの「病気に強く従順でどんな支持にも答えて仕事をする」という特徴を上手に引き継いでいる優秀な品種なのです。ラバはすべて「父親ロバ」「母親ウマ」となっています。 ani_uma36

ではその逆の組み合わせではどうなるでしょうか?
「父親ウマ」「母親ロバ」で掛け合わせると、なんと見事な事に「ウマのへばり癖」と「ロバのひ弱さ」を兼ね備えてしまった子供が誕生してしまうのです。
それはラバとはいわれず、ケッティと呼ばれるまったく違う役立たずの動物なのです。
また、ラバと言う動物は一代品種でオスは完全に子供を作る能力が無く、メスの方も、わずかな例外を除いて同じように不妊の動物として誕生してくるのです。だから、ラバとして誕生してきた瞬間、その家系はそこで終わりということになってしまうのです。



過去の話TOPに戻る 「家畜/豚・他」に関する話TOPに戻る

 ラクダのコブ
駱駝は楽だ 昔はそのコブに水が蓄えられていると考えられていましたが、実際には脂肪で、体中の皮下脂肪がほとんどコブに集中したようになっています。これは、過酷な環境下で食料が無くてもエネルギーに変換して使うということと、断熱材として働いており、日差しをコブで受け、背中からの日射による熱の流入を避けるとともに、背中以外の体表からの放熱を促しています。
ラクダは排尿や発汗をほとんどせず、水分が出ていくのを抑えていることと、また水分の蓄積能力が素晴らしく、わずか10〜20分で100リットルもの水を飲み、血液中に蓄えることが出来るため、夏は数日、冬なら1週間程度水を飲まなくても生きてゆけるのです。
また、人間の場合は体重の1割程度の水が失われると生命に危険ですが、ラクダは4割が失われても生命を維持できるといわれています。

 豚箱
ジャンピング白ブタちゃん 警察に逮捕された被疑者や勾留状によって勾留された被疑者や被告人を拘禁する警察署の留置場の俗称。
拘禁の目的は、被疑者(被留置者又は被告人)の逃走や証拠隠滅を防止するためだそうです。


 豚を盗んで骨を施す
踊るブタ 豚を盗んでおきながらその骨だけ返すということで、大きな悪事を働いておきながら、わずかな善行をしても意味無いというたとえ。


過去の話TOPに戻る 「家畜/豚・他」に関する話TOPに戻る

 スチュワーデス (Stewardess)
豚小屋の番人ブタちゃん

スチュワーデスの語源は「豚小屋の番人」です。
stig が豚小屋、weard が見張り番で、複合してできた言葉が変化したのが steward で、その女性形が stewardess です。
家畜の世話をする者が、やがて主人の食卓を準備する者の意味になり、更に家事を管理する執事の意味へと変化してきたのだそうです。

 家(カ、ケ、いえ、や)
家

「いえ」「うち」「すまい」「家族」「家庭」「一族」「一門」「夫または妻」「家柄」「流派」「学派」の意の漢字
宀と豕の合字。
宀は家屋、豕はイノコ(ブタ)の意味で、いけにえを供える屋内の神聖なところのさまから、「いえ」の意味を表します。

 ロバが旅に出ても、馬になって帰ってくることはない
ウマになれないロバ

利口なものが旅に出れば、見識をさらに広めて帰ってくるものですが、
愚かな者は何ら得るところもなく、出発前と同じままで返ってくるものです、ということです。



過去の話TOPに戻る 「家畜/豚・他」に関する話TOPに戻る

 Do not cast your pearls before swine.
なんかチョーダイブタ

あなたの真珠を豚になげるな! (ブタに真珠)
swineはブタ。値打ちのわからない者に貴重なものを出すなということで、猫に小判と同じ意味です。

 The last straw breaks the camel's back.
駱駝は楽だ

最後のワラ1本がラクダの背中を折ってしまう、という意味から、節度の限界・我慢の限界を越えると、命取りになるということです。
"straw" は、 "the last straw" で忍耐や我慢の限界を超えさせてしまう小さな付加といった意味があります。


 “豚”の形をした貯金箱
ブタちゃん貯金箱

昔ヨーロッパではお皿や食器は、ピッグ(Pygg)と呼ばれるオレンジ色の粘土(Clay)で出来ていました。
主婦達はこの粘土で出来た壷にコインを貯め出したので、「ピッグの貯金箱」として知られるようになりました。
19世紀イギリスで、ある陶芸職人が"pygg"と"pig"を誤解して、豚の形をした貯金箱を作ってしまいました。
これが“バカ受け”し、今にも引き継がれる豚の貯金箱第一号となったわけです。


過去の話TOPに戻る 「家畜/豚・他」に関する話TOPに戻る

 「旅人とロバと悪魔」

ある旅人がロバに乗って旅をしていた。そこに悪魔が現れて言った。「お前の命は、ロバがオナラを三つしたらおしまいだ!」
旅人はロバのオナラなんぞ聞いたこともないので、たいして気にもしないで旅を続けていた。

ところがどうだろうか!「プーッ」ロバがオナラをするではないか。もし悪魔のいうことが本当なら、もう二つロバがオナラをしたら自分の命が無くなってしまう。
万が一ということもあるので、旅人はロバのお尻の穴に石を押しこんだ。これでオナラもでないだろうと安心して旅を続けた。

しばらくすると、「プーッ」。大きな音がした。ロバの尻を見ると、石が小さかったためにオナラとともに外へ飛び出してしまったのである。
これはいかんと思い、今度は大きい石をムリヤリ尻の穴につっこんだ。
旅人はこれなら大丈夫、とロバの背にまたがり、夕暮れの近い道をトボトボと歩きはじめた。

さすがに三つ目のオナラはでない。ヤレヤレ安心と思うのだが、念には念を入れた。確認しようと、ロバの尻の穴に顔を近づけたとき。
「プーッ」という音とともに飛び出した石が旅人の頭に当たって、旅人はあの世への旅をすることになってしまいました。


過去の話TOPに戻る 「家畜/豚・他」に関する話TOPに戻る





[ ◆ 動物に関る言葉のミニ辞典 ◆ へ戻る ]







動物に関る言葉のミニ辞典作成に際し、以下を参考にさせていただきました。
三省堂:広辞林、TBSブリタニカ:ブリタニカ国際大百科事典、角川書店:新国語辞典、小学館:新選漢和辞典、大修館:漢語新辞典、 三省堂:デイリーコンサイス英和辞典、川出書房:日本/中国/西洋/故事物語、動物出版:ペット用語辞典、 実業の日本社:大人のウンチク読本、新星出版社:故事ことわざ辞典、学習研究社:故事ことわざ辞典、Canon:国語/和英/英和/漢和/電子辞典、


line2