HAH logo

◆ 動物に関る言葉のミニ辞典 ◆ の過去のお話(無脊椎動物1)


話を入れ替えた折、削除した過去の分のお話です。






       
 虻(あぶ)もたからず
ani_hae3ani_hae3 ani_hae3ani_hae3 誰も寄り付いてくれないことのたとえです。
アブはよく人にたかってくるけれども、そのアブさえも寄ってこないということから。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 仙人の千年カゲロウの一時
カゲロウ 仙人の寿命は千年、カゲロウの寿命はほんの一時ということから、長短の違いはあるがどちらも同じ一生であるということです。また、同じ一生でも長短の差が激しいことのたとえでもあります。

 クモの巣の高張り
クモの巣の高張り 雨が降りそうなときはクモは巣を張らないので、クモが巣を張っていれば雨はなく、クモの巣に水滴がかかっているということは一時的な雨で いずれ晴れるということです。

 蝉雪を知らず
雪を知らないセミ 夏の間しか生きていないセミは冬に降る雪のことなど知らないことです。
そこから見聞の狭いことのたとえとして使われます。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 蚤の息も天に上がる
nominominominomi nominominominomi nominominominomi  ノミのような力の弱い者でも一心に行えば
 なし遂げることができるということです。

 蜘蛛の家に馬を繋ぐ
蜘蛛の家 きわめて危険で、頼りにならないことのたとえです。
男に捨てられその恨みを果たすという女性の怨念を描いた能で、女が登場して始めの謡の内容から、
「クモの巣に荒れ馬を繋ぐことはできても、浮気男の心を捉えておくことはできない。そんな男に身をまかせまいと思っていたのに・・・。」

 バタフライ効果
嵐を呼ぶ蝶嵐を呼ぶ蝶嵐を呼ぶ蝶 ブラジルでのチョウの羽ばたきというごく小さい要素であっても、テキサスでトルネードが起きるという気候変動に大きく影響を与える可能性があるということ。
取るに足らないと思われるような極めて小さな差が、やがては予想だにしない大きな差となる現象のたとえです。

 芋虫でもつつけば動く
つつけば動くイモムシ じっとしてるイモムシでもつつけば動き出すことから、催促をすれば何ほどかの効果はあるということです。待っていてはいつまでたっても決着がつかないようなときに用いる言葉です。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 蛾の火に赴くが如し
ガを焼く火 灯火をめがけて飛んでくる
夏のガのように、
自分から好んで
危険なところに身を投じ
利をむさぼることをいいます。
火に赴くガ

 阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ
鼻毛で蜻蛉 愚かな者が、自分は鼻毛を伸ばしてその先にトンボをつなげることができると誇張した言葉から、
何もかも馬鹿らしいことを意味します。

 尺蠖(しゃっかく)の屈するは伸びんがため
しゃっかく シャクトリムシが体を曲げて縮まるのは、次に伸びようとするためです。 将来の成功のために、一時の屈服を忍ぶことも大切であるということのたとえです。

 蚊集まりて動すれば雷となる
ani_ka4ani_ka4ani_ka4 ani_ka4ani_ka4ani_ka4 ani_ka4ani_ka4ani_ka4 ani_ka4ani_ka4ani_ka4 小さな無力なものも沢山集まって団結すれば、強力なものになるということです。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 蟻の塔を組む如し
塔を組むアリ 小さなアリが落ち葉や土を積み上げ、ついには高い蟻塚を築くことができます。
弱小な者でも、こつこつと怠りなく努力を重ねていけば、いつかは大事業を成し遂げることができるということのたとえです。

 蜻蛉返り(とんぼがえり)
とんぼがえりトンボ トンボが飛びながら、軽く身をひるがえして後ろへ戻るところから、地面をけって空中でからだを一回転させること。また、ある場所に行って用を済ませ、すぐに戻ってくることをいいます。

 群蟻腥羶に付く (ぐんぎせいせんにつく)
群がるアリ 群がるアリ群がるアリ 腥羶(せいせん)はなまぐさいもののことで、羊の肉のことをいいます。
たくさんのアリが羊肉に集まることから、多くの人々が利のあるところに群がり集まってくる様のたとえです。



過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 頭の上のハエを追え
他人にたかるハエを気にするまえに自分の頭の上のハエを追いはらいなさい。hae 人のことに口を出すよりも、まず自分のことをちゃんとしましょうということです。

 雪隠虫も所贔屓(せっちんむしもところびいき)
雪隠虫? 便所に住んでいるムシはそれ以外の所を知らないし、便壷に長い間住むうちにその場所を贔屓するようになるということで、どんな汚いところでも住み慣れたところが良いと思うのが人情だということです。

 蟻の熊野参り
大勢の人がまるでアリのようにぞろぞろ列を作って行く様子をいいます。
熊野参りのアリ熊野参りのアリ熊野参りのアリ熊野参りのアリ

 ほたるとヘビの眼とは同じように光る
ヘビの眼のようなホタルヘビの眼のようなホタル ヘビの眼は、月の夜などホタルのように光るといいます。
だから、草薮で光るのはホタルとは限らず、ヘビの目かもしれないから「迂闊に素手で捕まえようとするな」ということです。



過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 蚊の脚に鑢(やすり)をかける
ka2 細いカの脚にヤスリをかけてさらに細くするということから、極めて細いもののたとえです。
また、非常にやせ細った人をいうこともあります。

 小の虫を殺して大の虫を助ける
小の虫 重要な物事を成就させるためには、やむをえずあまり必要でないもの、
あるいは部分的に過ぎないものを犠牲にして、全体を助けるということ。

 顎で蝿を追う
顎で追われる蝿
手を使ってハエを追い払うことができず、顎を動かすことでしか
追い払う事ができないくらい体力が衰えた様子をいいます。
 蜂払い(はちばらい)
物を聞き入れないでしりぞけること>>>>>>>>>>> 払われるハチ

過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 螢火 (けいか)を以て須弥(しゅみ)を焼く
ani_hotaru2.gif 須弥は仏教の世界観で世界の中心にそびえる高山。 ホタルの火で須弥山のような大きな山を焼いてしまおうということで、微力を用いて、大きな仕事をしようとすることや、 力が足りないのに大きな事をしようとして努力しても、そのかいのないことをいいます。

 蜻蛉(とんぼ)の鉢巻きで目先が見えぬ
トンボの目は頭についているので、もしハチマキをしたすると目が隠れてしまうことから、目先のきかないことをいいます。 あかとんぼ

 柱には虫入るも鋤(すき)の柄には虫入らず
柱につくムシ 柱にムシがつくことはあっても、いつも使う鋤(すき)にはムシがつかないように、なまけている者は誘惑にまけるが、つねに働いている者は誘惑にまけないということです。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 蚕食 ( さんしょく )
桑の葉を食べるカイコ カイコが桑の葉を食べるようすにたとえた語。
端から次第に奥深く他の領域を侵略すること。 または片はしから他国の領土を侵略することで、少しずつ、でも確実に食い尽くされる怖さを感じます。

 蟻の甘きにつくがごとし
甘いのが好きなアリ 利益のあるところに人が群がり集まることのたとえです。

 追剥原へ蛍狩り(おいはぎはらへほたるがり)
大きなホタル2匹 追いはぎの出るという原へ、ホタル狩りに出かけるのは危険であるように、自分から求めて危険なところへ行くことをいいます。

 蜂の巣をつついたよう
ハチの巣をつつくと、ハチの群れがいっせいに飛び立ちます。そこから
大勢の人がいっせいに騒ぎ出して手がつけられない状態のたとえです。

蜂蜂 蜂蜂

過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 青蠅白を染む ( せいようはくをしむ )
ani_hae5 白壁いっぱいに青バエがたかって汚すことで、小人が君子の悪口を言うことや、潔白な人に罪を着せることをいいます。

 蟻の思いも天に昇る
アリのような弱小な者でも、一心に願い努力すれば思いは天に届いて望みは叶うということ。 ani_ari3ani_ari3ani_ari3

 蟻の這い出る隙(すき)もない
逃げ出せないアリ 小さなアリでさえ逃げ出すほどの隙間もないということで、厳しく四方八方を固められて、出る隙間がない完璧な警備状態のたとえです。

 虫唾(むしず)が走る
虫唾 虫唾 虫唾 虫唾は虫酸とも書き胃液のことで、空腹のとき胃液が口の中に上がってきて吐き気を催すこと。
そこから吐き気を覚えるほどに不快、激しく嫌うことをいいます。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 蠅がたかる
嫌な悪臭のあるものに、不潔なハエが好んでたかるように、
醜悪なもののもとに同じ悪い仲間が集まるということです。
臭いものにたかるハエ

 水に燃えたつ蛍
燃えたつ蛍 水の上を燃えんばかりに光りつつ飛ぶホタルのことで、
恋しい人に会えず、いらだち心を焦がれることをいいます。
「水」に「見ず」をかけ、「燃えたつ」に感情が激しくわき上がる様子をかけています。


 蟻集まって木揺がす
アリのような弱小な虫でも、たくさん集まれば木を動かすようになるところから、無力な群集でも恐ろしい、ということ。 また、無力なアリが集まっても木を揺るがすことはできず、身分不相応な望み、ということにたとえることもあるそうです。
蟻列

 みみず腫れ
みみず腫れ 皮膚をひっかいた時などにできる細長い赤いはれ。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 虫が付く
付いたムシ 衣類や書画などに害虫がついて食い荒らしたり、穀物や農作物に害虫があつまり被害を受けることから、未婚の女性や後家などに愛人ができたり、遊女などに情夫ができることをいいます。

 虫がいい
虫がいいムシ 心に巣食っているムシが自分に都合のいいことを言っている。
自分に好都合なようにしか考えない、ずうずうしく身勝手なこと。

 やれ打つな ハエが手をする 足をする
ハエが手をする足をする

俳人小林一茶の有名な句ですが、拝むようなその姿を見るとハエたたきで打とうとするとき少しかわいそうに思います。
ハエが手や足をこするのはなぜでしょう。
足の先には吸盤のようなものがあり、壁や天井を自由に歩きまわれるのですが、ゴミが付くとその効力は失われてしまいます。そこで、ゴミを落とし、唾液を塗り湿り気をあたえているのがあの姿なのだそうです。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 極楽トンボ
トンボ

何もしない人、いつまでも親の保護を受けだらしない息子、職を持たずぶらぶら遊び暮らしている者、などをあざけっていう語。
極楽は安楽で心配も無いという場所や境遇を意味し、トンボは空高くいかにものんきそうに飛んでいるのでこういわれたそうです。「極楽トンビ」が元という説もあります。


 おけらになる
おけら??

一文無し、所持金が全然無くなるという意味で、「おけら」は、昆虫の「ケラ」の俗称です。
ケラを前から見ると万歳をしているように見えるため、一文無しでお手上げ状態になった姿に見立て、このような言い方になった説が有力らしいです。その他、賭博に負けて無一文になった者を「裸虫」といったことから、オケラに見立てたとする説もあるようです。

 蜉蝣の一期(ふゆうのいちご)
カゲロウ 蜉蝣(ふゆう)はカゲロウのこと。
カゲロウの一生は朝生まれて夕方には死んでしまうほど短いことから、人生の短くはかないことのたとえとして使われます。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 蝶番(ちょうつがい)
蝶番のような蝶 開き戸や開き蓋などを支え、自由に開閉できるように取りつける金具のことで、ちょうばんともいいます。語源は蝶の番(つがい)で、その形状をとまっている雄蝶と雌蝶に見立てたものです。

 蜻蛉玉(とんぼだま)
トンボ ガラス製の玉の一種で、丸い玉の表面に二色以上の色ガラスでまだらの文様などを表したものです。
トンボの複眼に似ていることからこのようにいわれ、古墳の副葬品として出土もしているほど古くからあります。
英語ではBEADS、またはGLASS BEADSといいます。

 蜂起(ほうき)
ハチが巣から飛び立つように、大勢の者が
いっせいに暴動などの行動を起こすこと。

蜂蜂蜂 蜂蜂蜂
 蚊のまつげに巣食う
とても不可能な事のたとえ ka


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 グラスホッパー (カクテル)
バッタ Ggrasshopperとは、英語でバッタやキリギリスの事で、このカクテルの色合いからつけられました。
ミントリキュール・カカオリキュール・生クリームでつくられており、香り高く、コクがあり、舌ざわりものどごしも、非常になめらかなカクテル。
極甘口なので食後のデザートがわりにもなります。


 胡蝶の夢(こちょうのゆめ)
胡蝶の夢 荘子が、蝶になって百年間花上に遊んだ夢を見て目覚めたが、自分が夢の中で蝶になったのか、蝶が夢の中で自分になっているのか分からなくなったという故事。 そこから現実の世界と夢の世界の区別がつかないこと、またこの世のはかないことをいいます。

 ゴキブリ
お椀(御器)の残飯にかぶりついたり、器そのものをかじることから「ゴキカブリ(御器噛り)」といわれていました。 カの字が抜けたゴキカブリ 明治時代、誤植によって「カ」の字が抜け落ちたまま広まってしまい、「ゴキブリ」と呼ばれるようになったそうです。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 虫の息
虫の息?の虫

虫のようなあるかないかわからないくらいの呼吸ということで、今にも息を引きとりそうな弱々しい呼吸のこと。
また、今にも死にそうな状態にあることです。

 スカラベ SCARAB(フンコロガシ)
スカラベ(フンコロガシ)

ファーブルが「昆虫記」の中で研究した虫としても有名で、
タマオシコガネやフンコロガシの学名でもあります。
古代エジプト王朝では、再生、復活の象徴として崇拝され、
これををかたどった石や印章などが多く作られました。
古代エジプト王朝では、二つの意味で崇拝されていました。
一つは、丸めて球になった糞を転がす姿が沈んだ太陽を東へ運んで
再び昇らせるイメージと重なり、太陽神と同一視されました。
もう一つはナイルの洪水が残す黒い肥沃な土から最初に顔を出すのが
この虫だということで、復活の象徴とされたのです。

 きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む
コオロギ

「こおろぎがしきりに鳴いている。白々と霜のおりているこの寒い夜を、寒々としたむしろの上に私は着物の片方の袖を敷いて、一人寂しく寝るのだろうか。」
作者の後京極摂政前太政大臣は、藤原義経のこと、関白兼実の子で「新古今集」の選者となり、仮名序を書きました。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 ウクレレ
飛び跳ねるノミ ウクレレ ハワイ語で「ウク」が蚤(ノミ)、「レレ」が跳ねるの意味で、「ウクレレ」とは「跳ねるノミ」が語源だそうです。

これはウクレレを弾く指の動きが飛び跳ねるノミのように見えたから、というものと、歌い踊る姿がノミが跳ねるように見えたから、という説があるそうです。

 玉虫色
玉虫

玉虫の羽根は、見る角度や光の当たり具合で、金紫色や金緑色に見えたり美しいもので、高価な着物や各種装飾に使われていました。
見方によって色が変わることから、見方次第でどうにでも取れる表現という意味で使われるようになりました。

 蜘蛛(クモ)の子を散らす
クモの子を散らす
クモの子が入っている袋を破ると、
たくさんの子クモが四方八方に散るところから、
大勢の人間が散り散りに逃げ惑う様子をいいます。



過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 夏の虫、氷を笑う
笑うイモムシ

夏の虫が冬の氷のことを理解できずに氷のことを笑う、
ということから、見識の狭いことや無知なことをいいます。

 蚤(ノミ)の夫婦
ノミ/ワンチャン

ノミのメスはオスより大きいというところから、夫より妻の方が、身体が大きい夫婦のことをいいます。
メスのほうがオスより大きいのはノミに限ったことではなく、結構沢山ありますが、その中でなぜ「ノミ」であるのかはわからないようです。

 蟷螂の斧(とうろうのおの)
蟷螂

「蟷螂」とはカマキリのこと。カマキリがその前足を斧(おの)のように振り上げて、大きな車に襲(おそ)いかかろうとする様子から、力のない者が、自分の力量も考えずに力の強い者に立ち向かうこと、むだな抵抗のことをあらわします。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 一寸(いっすん)の虫にも五分の魂
一寸虫五分魂

小さく弱い者にも、意地や考えがあるからあなどってはならないということ。
また、小さくても、馬鹿(ばか)にできないことのたとえです。

 泣きっ面に蜂
ミツバチブンブン

つらい目にあって泣いているところに、さらにハチが来てさす、ということから。
悪いことがあった上に、さらに悪いことがおきるたとえ。
また、不運が重なることのたとえ。


 尻切れトンボ
トンボ

トンボの尾はやわらかくて切れやすく、切れると飛べなくなってしまいます。
そこから、物事を中途半端で投げ出すことや、結末のつけようがない状態のことをいいます。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 蓼(たで)食う虫もすきずき
蓼食う虫?

人の好き嫌いは人それぞれさまざまである、ということ。好みは人によって違う、ということ。または、物好きなことのたとえ。
「蓼」という植物(ヤナギタデ)が苦味とクセのある臭気を持っていて誰も好まないにもかかわらず、葉を好んで食べる虫がいるように、人の好みもそれぞれ異なるものであるということです。

 飛んで火に入る夏の虫
火に入る?

夏の虫にはあかりを求めて飛んで来ては、勝手に火に落ちて身を焼やいて死んでしまうものがいます。
そこから、自分から進んで危険な所に身を投じて、えじきになる者のことをいいます。

 蝶よ花よ
蝶よ花よ


親が自分の娘を可愛がり、大事にする様子。

多くは「蝶よ花よと育てられる」の形で使われます。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 蚊の目玉のスープ
蚊 何でも食材にする中華料理のメニューの中には
「蚊の目玉のスープ」などという物もあります。
実はあれは大量に蚊を食べたコウモリの糞の中にある
未消化の蚊の目玉を集めて調理した物だそうです。
美 ? 味 ? し ? い ?


 虫の居所が悪い
虫の居所が悪いのは誰?

腹の中にいる虫のいるところが悪いので、不快である。気分が悪い。ということで、八つ当たりしたくなるような不機嫌な状態のことです。
この虫は三尸(さんし)(上尸、中尸、下尸)といい、人間が生まれると同時に身体の中に宿るものと信じられ、庚申の夜、睡眠中に身体から抜け出して天帝にその人の行いの善悪を告げ、天帝が罪科によってその人の寿命を決定するといわれています。

 アメンボ
アメンボウさんアメンボウさん

 アメのような甘い匂いを出すところから
 「アメ」ンボというようになったそうです。



過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 朝のクモは福が来る、夜のクモは盗人が来る
クモの巣

朝の蜘蛛(クモ)は福を持ってくるので殺してはいけないが、
夜の蜘蛛(クモ)は泥棒が来る前ぶれなので
かならず殺しなさいという言い伝えです。

勿論科学的には何の根拠もないそうです。

 千丈の堤も蟻の一穴より
アリアリアリアリ・・・
千丈(きわめて長いこと)程もある堤でも、蟻の出入りするような小さな穴から崩れるから、油断してはいけないということ。
どんな小さな事でも油断すると大変な事になるということです。

 蛍雪(けいせつ)

苦労して勉強することや苦心して学問をすることをいいます。
下記の故事からこのようにいわれるようになりました。

蛍 晋の車胤(しゃいん)は、貧しいために灯火用の油が買えないので、蛍を集めてその光で書を読みました。
孫康(そんこう)は
雪の明りで
書を読みました。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 コンピューター用語の「bug(バグ)」
バグ? バグ?

「bug(バグ)」は虫のことをいいますが、コンピューター用語ではプログラムのミスや色々な不具合をさします。
元になったのは蛾(ガ)でした。1947年にハーバード大学でコンピュータが故障し、エンジニアがコンピューターの回路の中で故障の原因だった「蛾」を発見します。 そして、その死んだ蛾を研究ノートに標本として貼り付け、ラベルに「コンピューターにバグが発見された最初のケース」と記したと言います。
現在、この蛾の標本はスミソニアン歴史博物館に保管されているそうです。


 夜の蝶

ホステスさんたちのこといいます。
明治末から大正にかけて、お酒も飲め食事も出来るカフェができました。
サービスにあたる女給さん達は一様に白いエプロンをし、後ろに大きな蝶結びをしていたので、このような職業の人を蝶と呼ぶようになったといいます。
他の説では、昼間は化粧もせずにごろごろしているのをイモムシ、夜になると別人の様になるのを蝶にたとえたともいいます。

蝶チョウちょう


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る

 蚕(カイコ)
オカイコさん?モスラさん?

カイコが作る繭(まゆ)から生糸がとれ絹になります。
「コ」は元々は、「蚕」を指していましたが、後に身をくねらせながら動く動物全般を、広く指し示す言葉になったといいます。
そこで、「コ」だけでは、様々な種類を区別できなくなるので、飼う方を「飼い子」→「カイコ」と区別して呼ぶようになりました。
ちなみに生(鮮)で食べる「コ」は「ナマコ」といわれるようになりました。


 恋に焦がれて 鳴く蝉(セミ)よりも 鳴かぬ蛍(ホタル) が身を焦がす
蛍蛍


恋心を表に出すものよりも、口に出して言わないものの方が思いは切実であるということです。

 モンシロチョウ

紋が黒いのになぜモンシロチョウ「紋白蝶」という名前なのでしょう。
chou
もともとの正式和名は、紋が黒くて白い蝶ということで「モンクロシロチョウ」でした。
ところが名前が長くて覚えにくい、ということで、最初の国定教科書に載せるときに省略して「モンシロチョウ」としてしまったのです。
ですから「モンシロチョウ」は白い紋のある蝶という意味ではなく、紋のある白い蝶と解釈しなければいけないのです。


過去の話TOPに戻る 「無脊椎動物(1)」に関する話TOPに戻る





[ ◆ 動物に関る言葉のミニ辞典 ◆ へ戻る ]







動物に関る言葉のミニ辞典作成に際し、以下を参考にさせていただきました。
三省堂:広辞林、TBSブリタニカ:ブリタニカ国際大百科事典、角川書店:新国語辞典、小学館:新選漢和辞典、大修館:漢語新辞典、 三省堂:デイリーコンサイス英和辞典、川出書房:日本/中国/西洋/故事物語、動物出版:ペット用語辞典、 実業の日本社:大人のウンチク読本、新星出版社:故事ことわざ辞典、学習研究社:故事ことわざ辞典、Canon:国語/和英/英和/漢和/電子辞典、


line2