話を入れ替えた折、削除した過去の分のお話です。
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海千山千 | |||
海に千年、山に千年住んだ蛇はリュウになるという言い伝えから、経験を積んで世間の裏表を知り、したたかになることや、そのような人をいいます。
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白竜魚腹 | |||
天帝の使者である白竜が、普通の魚の姿に化けて泳いでいたところを、漁師の予且に目を射抜かれて捉えられたという伝説。
身分の高い人が気付かれないように出掛けて、不幸な出来事にあうことをいいます。 「白竜」は白い竜ということから、天帝の使者のこと。 「魚服」は魚の服装をするという意味から、身分の高い人がみすぼらしい格好をすることのたとえです。 | |||
竜頭鷁首(りゅうとうげきしゅ) | |||
天子や貴人が乗った船のことで、竜の頭や鷁(ゲキ)の首を船首に刻んだり描いたりしたものです。
鷁(ゲキ)とは鵜に似た白い大型の水鳥で、風に抗って逞しく飛ぶので、竜頭と並んであらゆる艱難辛苦を乗り越えて旅を貫徹させるイメージから、船の守り神として舳先にその像を取り付けたのです。 また、道開き・開運にも通じるものであるといわれています。 | |||
雲蒸龍変(うんじょうりゅうへん) | |||
雲がわきあがり、リュウがそれに乗って不思議な働きをしながら、 変幻自在に活動することで、 英雄や豪傑などのすぐれた人物が、 時運に乗じて出現し活躍することをいいます。 「雲蒸」とは雲がわき起こることです。 | |||
河童も一度は川流れ | |||
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雲は竜に従い虎は風に従う | |||
性格気質を等しくし、類を同じくするものは互いに引き合うということです。 立派な君主のもとには立派な賢臣が出て君主を助けることや、物事はそれぞれにふさわしい者と一緒になってうまくいくこともいいます。 | |||
鴻漸の翼(こうぜんのつばさ) | |||
ひとたび飛翔すれば一気に千里をすすむといわれる鴻(おおとり)のつばさのことで、非常に出世が早い優秀な人材や、大事業が成功する人物のことをいいます。
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一淵には両鮫ならず (いちえんにはりょうこうならず) | |||
同じ淵に二匹のリュウは住めないということから、一つの集団には二人の強力な指導者は共存できない、両雄並び立たずということです。 鮫は想像上の動物でリュウの一種です。 | |||
屠竜の技(とりょうのぎ ) | |||
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河童に塩をあつらえる | |||
海でとれる塩を、川に住むカッパに注文するということで、見当違いのことをするたとえです。
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天守閣の屋根の鯱(シャチホコ) | |||
金のシャチホコで有名な名古屋城はじめ、天守閣の屋根にシャチホコのある城はいくつかありますが、あんなところに魚を飾るには理由があります。
シャチホコは頭は竜で背中に鋭いトゲを持つ、中国に古くから伝わる想像上の魚で、魔除けであると同時に口から水を吐き「防火」の効があると考えられていたので屋根に飾られているのだそうです。 | |||
鳳凰于飛(ほうおううひ・ほうおうここにとぶ) | |||
鳳凰は想像上の鳥あるでおおとりのことです。鳳は雄で凰は雌。
おおとりの雌雄のように、夫婦が仲むつまじいこと、または鳳凰が飛ぶと他の鳥も従って飛ぶことをの意から、聡明な天子のもとに賢者が多く集まることのたとえをいいます。 | |||
亢竜悔い有り(こうりょうくいあり) | |||
下るしかないことを知って後悔します 高い地位に登り、栄達を極めた者は あとは衰えるばかりだから 身を慎むべきであるということです | |||
比目の魚 | |||
比目の魚はカレイやヒラメの仲間で想像上のサカナです、目が一つしかなく二匹揃わないと泳げないと言われています。
そこから、男女が枕を並べて寝ることで、特に夫婦が睦まじく添い寝すること、夫婦仲が良いことをいいます。 | |||
竜巻 | |||
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朧(ロウ、おぼろ) | |||
「おぼろ」「霧や水気でぼんやりとかすんで見える月」「月の光がぼんやりとかすんでいる様子」「朧月」「春の夜、うす霞でぼんやりとかすんでいること」
月と龍の合字。 | |||
竜は一寸にして昇天の気あり | |||
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蛟竜雲雨を得 | |||
三国志呉志より、蛟竜(みづち)は水中に潜み昇天してリュウとなるのを待っていますが、ひとたび雲雨を得ると一気に昇天し強大な力を発揮します。
ふだんは目立たぬ英雄豪傑が、いったん時運を得て時流にのれば、大いにその力量を発揮することのたとえです。 | |||
河童が皿の水をこぼしたよう | |||
カッパは頭の皿の水をこぼしてしまうと、力が弱くなり、神通力を失うといわれていることから、
頼りにするものを失い途方にくれる様をいいます。
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河童の寒稽古(かんげいこ) | |||
カッパは水中に住んでいるので、寒中に泳ぎの稽古をしても喜びこそすれ何の苦痛もありません。 はた目には苦痛に見えても、実は苦しくともなんともないことや、苦痛を与えようとしても何とも感じないことのたとえです。 | |||
人中の竜 | |||
「竜」は傑出した人物のたとえ。 非凡な人物・特に傑出した人をたとえた言葉。 | |||
鳴き竜 | |||
元は、日光の輪王寺薬師堂の天井に描かれた竜をいいます。真下で手をたたくと竜の鳴き声を思わせる反響音が聞こえるところから、このようにいわれました。
同じように、建物の床と天井や壁と壁などの二つの平行な面の間で、音が多重に反射して起きる反響現象一般をもいうようになりました。 | |||
虹(サイ、にじ) | |||
「にじ」の意の漢字。虹は昔は竜の一種と考えられていました 虫と工の合字。 | |||
群竜無首(ぐんりゅうむしゅ) | |||
多くの竜がいても、頭目の竜がいないこと。 指導者がいなくて物事がうまく運べないこと。 | |||
竜頭蛇尾(りゅうとうだび) | |||
頭が竜で尾が蛇だと言う意味のこと。 | |||
スフィンクス (Sphinx) | |||
本来はエジプト神話の生物で、牡羊の頭、獅子の身体、鳥の翼を持つという神聖な存在でした。 ギザのピラミッドにある大スフィンクスは最も有名なもので、エジプト王家のシンボル的な存在でありました。 ギリシャ神話やメソポタミア神話では、獅子の身体に人間の女性の顔と乳房のある胸、鷲の翼という女性化された姿の怪物として扱われるようになりました。 「朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足。これは何か」という謎を出し、答えられぬ者を食べていた、というのはこちらの方だそうです。 | |||
竜骨 | |||
洋式船舶構造材のひとつでキールのこと。 | |||
河童忌 | |||
昭和2年7月24日「ただぼんやりした不安」という理由を残して睡眠薬を多量服用して自殺した芥川龍之介の命日です。小説「河童」や河童の絵を好んで描いたことにちなみます。
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麒麟児(きりんじ) | |||
麒麟は一本の角を持つ中国の想像上の動物で、 オスを「麒」メスを「麟」といい、聖人が世に出るときに現れる聖獣といわれています。 麒麟児とはその児のことですが、そこから ずば抜けた才能を持つ若者のことをさしていいます。 | |||
おかっぱ | |||
カッパの頭髪に似ているので名づけられた、 少女の髪形の一つ。 前髪を額に垂らし眉の上で切りそろえ、後髪は襟足あたりで真っ直ぐに切りそろえた断髪。 | |||
竜の髭(ヒゲ)をアリがねらう | |||
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竜の水を得たるが如し | |||
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天馬空(くう)を行く | |||
天の上にすむ馬が雲の上を走るように、 | |||
寵(チョウ) | |||
「めぐむ」「いつくしむ」「かわいがる」「寵愛」「栄え」「名誉」「おごり」「尊ぶ」「お気に入りの家臣又は夫人」の意の漢字。
宀と龍の合字。 | |||
動物小話 その7 「新動物ことわざ集」 | |||
娘に聞いてみた。 「犬も歩けばボーッとする」、 続けて | |||
河童(カッパ)巻き | |||
キュウリを芯に巻いた海苔巻きを「カッパ巻き」といいますが、これは、キュウリの切り口がカッパの頭に似ていることから、「河童の好物はキュウリ」という迷信に由来しています。
また、夏は水害や水の事故が多いこともあって、夏祭りが水神の化身である河童と深く結びついているため今でも、神社の夏祭りには、キュウリをお供えするところが多くあります。 そのような河童とキュウリの結びつきの多さが、キュウリを用いた寿司をカッパ巻きというようになった語源だと考えられています。 | |||
マーライオン | |||
14世紀、スマトラの王子が現在のシンガポールの地に上陸した際、ライオンに似た動物を見て、島をサンスクリット語で「シンガ(ライオン)・プーラ(都)」と呼んだことが、国名につながったとされています。
マーライオンは、伝説のライオン(シンガ)と海を意味するMerを合体させた造語で、マーライオン像は、頭がライオンで胴体が魚という動物魚を象ったシンガポールのシンボル的存在です。 | |||
逆鱗(げきりん)に触れる | |||
目上の人を激しく怒らせてしまうことです。 | |||
屁の河童(へのカッパ) | |||
何でもないことや簡単にやってのけることをいいます。 | |||
獅子身中(しししんちゅう)の虫 | |||
この獅子はライオンを基に想像された獣で、仏教では知恵のほとけさまである文殊(もんじゆ)菩薩の乗物とされてます。 その獅子の体内で養われている虫が、その寄生している獅子の肉を食って、ついには倒してしまうという意味です。 本来は、仏の弟子でありながら仏教に害を為す者のこと表していましたが、転じて、味方でありながら内部から禍(わざわい)をもたらすこと。恩を受けた者に仇(あだ)で報いることをいうようになりました。 | |||
臥竜鳳雛(がりょうほうすう) | |||
三国志で「臥竜、鳳雛いずれかを得れば天下を治むる事も可なり」と、“諸葛亮孔明”と“ホウ統士元”の二人を評した語から。 | |||
魑魅魍魎(ちみもうりょう) | |||
一般に「魑」は獣の形をした山の精で、「魅」は沢の精、「魍魎」は水の精であり、全て山川の精物で人を迷わすというばけもの。また2つに分けて「魑魅」を山の精、「魍魎」を水の精と分けることもあります。
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画龍点睛(がりょうてんせい) | |||
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お札に描かれた動物は? | |||
千円札の裏側を見てください。タンチョウが描かれています。では、1万円札に描かれているのは?そう、国鳥のキジです。 今発行されているお札に登場する動物はこの2種類の鳥ですが、『日本銀行券』ではこれまでに、何種類の動物が描かれてきたのでしょうか。ちなみに、日本銀行が設立されたのは1882年(明治15年)ですが、正解は「8種類」です。 最初に登場したのは、日本銀行が1885年(明治18年)に発行した10円札に描かれていた大黒様の座った米俵のまわりにネズミが描かれていました。 2番手はイノシシ。1890年(明治23年)発行10円札の表側と、1899年(明治32年)発行の同額紙幣の裏側に描かれています。
(参考資料=大蔵省[現・財務省]印刷局発行「お札なぜなぜ質問箱〈改訂版〉」)
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登竜門(とうりゅうもん) | |||
「竜門」とは黄河の上流の急な流れのところ。 | |||
動物に関る言葉のミニ辞典作成に際し、以下を参考にさせていただきました。
三省堂:広辞林、TBSブリタニカ:ブリタニカ国際大百科事典、角川書店:新国語辞典、小学館:新選漢和辞典、大修館:漢語新辞典、 三省堂:デイリーコンサイス英和辞典、川出書房:日本/中国/西洋/故事物語、動物出版:ペット用語辞典、 実業の日本社:大人のウンチク読本、新星出版社:故事ことわざ辞典、学習研究社:故事ことわざ辞典、Canon:国語/和英/英和/漢和/電子辞典、 |