| | |
ワンちゃんの不妊手術(子宮卵巣摘出術)について |
ワンちゃんの不妊手術とは? |
- ワンちゃんにおける不妊手術とは、通常、子宮と卵巣を摘出することです。
- 手術は5〜8ヶ月齢で行なうのが理想的といわれています。
- 手術後7〜10日で抜糸できます。
|
|
不妊手術の目的と利点 |
- 望まれない仔犬の出産を防ぐことができます。
- 子宮と卵巣を摘出することで、妊娠を防ぐだけでなく、やっかいな発情が無くなります。
- 高齢なワンちゃんに良くみられる子宮感染が無くなります。
- 最初の発情がくるまでに不妊手術を受けたワンちゃんには乳がんがほとんどみられなくなります。
- 子宮の感染症や子宮・卵巣の腫瘍、ある種の皮膚病の治療として行うことがあります。
- 発情中やその前後はマナーとして、犬が良く集まる場所へ散歩に行くときや、近所のオス犬にたいし、かなり気を使う必要がありますが、その心配と気疲れが減ります。
|
|
不妊手術の問題点 |
- 不妊手術は開腹手術であり、入院が必要になりますので、ワンちゃんに一時的ではありますが身体的苦痛と精神的ストレスを強いることになります。
- きわめて稀ではありますが、ホルモン失調によると思われる、皮膚疾患や尿失禁がみられることがあります。
- 再生手術はできませんので、新たな妊娠・出産は100%不可能になります。
|
|
|
|
ワンちゃんの去勢手術(精巣摘出術)について |
ワンちゃんの去勢手術とは? |
- ワンちゃんにおける去勢手術とは、通常、精巣(睾丸)を摘出することです。
- 手術は5〜8ヶ月齢で行なうのが理想的といわれています。
- 手術後7〜10日で抜糸できます。
|
|
去勢手術の目的と利点 |
- 望まれない仔犬の出産を防ぐことができます。
- 放浪やケンカしたりする行動を抑えたり、攻撃性のレベルを低下させることができます。
(飼い主様による服従訓練が不必要になるわけではありません。)
- 特に高齢なワンちゃんの場合、前立腺の病気や肛門周囲腺腫の治療として行うことがあります。
|
|
去勢手術の問題点 |
- 手術法は簡単であり有害な副作用も無く安全ですが、ワンちゃんには一時的ではありますが、身体的苦痛と精神的ストレスを強いることになります。
|
|
|
|
ネコちゃんの不妊手術(子宮卵巣摘出術)について |
ネコちゃんの不妊手術とは? |
- ネコちゃんにおける不妊手術とは、通常、子宮と卵巣を摘出することです。
- 手術は5〜8ヶ月齢で行なうのが理想的といわれています。
- 手術後7〜10日で抜糸できます。
|
|
不妊手術の目的と利点 |
- 望まれない仔猫の出産を防ぐことができます。
- 子宮と卵巣を摘出することで、妊娠を防ぐだけでなく、やっかいな発情が無くなります。
- 高齢なネコちゃんに良くみられる子宮感染が無くなります。
- 最初の発情がくるまでに不妊手術を受けたネコちゃんには乳がんがほとんどみられなくなります。
- 子宮の感染症や子宮・卵巣の腫瘍、ある種の皮膚病の治療として行うことがあります。
|
|
不妊手術の問題点 |
- 不妊手術は開腹手術にであり、入院が必要になりますので、ネコちゃんに一時的ではありますが身体的苦痛と精神的ストレスを強いることになります。
- きわめて稀ではありますが、ホルモン失調によると思われる、皮膚疾患がみられることがあります。
- 再生手術はできませんので、新たな妊娠・出産は100%不可能になります。
|
|
|
|
ネコちゃんの去勢手術(精巣摘出術)について |
ネコちゃんの去勢手術(精巣摘出術)とは? |
- ネコちゃんにおける去勢手術とは、通常、精巣(睾丸)を摘出することです。
- 手術は5〜8ヶ月齢で行なうのが理想的といわれています。
- 手術後7〜10日で抜糸できます。(抜糸の必要無い方法もあります)
|
|
去勢手術の目的と利点 |
- 望まれない仔猫の出産を防ぐことができます。
- 性成熟前(生後5〜8ヶ月齢まで)に手術すると、ケンカや夜の徘徊など飼い主様の心配の種を、かなり減らすことができます。
(手術だけで外に出るのを止めさせることはできません。)
- あの、独特で強烈なイヤ〜な尿の匂いもかなりましになります。
- 尿をかける「スプレー」もかなり少なくなります。
|
|
去勢手術の問題点 |
- 手術法は簡単であり有害な副作用も無く安全ですが、ネコちゃんには一時的ではありますが、身体的苦痛と精神的ストレスを強いることになります。
|
|
|
|
これらの手術をする前の注意点について |
一般的な注意点 |
- 不妊・去勢手術は緊急手術ではありません。健康状態の良い時にすべきものですから、体調を整えておいてください。
- 投薬を受けていたり、健康上の問題がある場合は、必ずお知らせください。
- 手術のストレスは伝染病に対する抵抗力を弱めますので、ワクチンは済ませておいてください。
|
|
直前の注意点 |
- 胃が空の状態で麻酔をかけなければならないので、こちらからお願いする、食餌と水の制限を守ってください。
- 病院へ連れてくる直前に排便・排尿をさせてください。
- 病院へ連れてくる予約時間をお守りください。
|
|
|
|
これらの手術後の自宅での注意点について |
一般的な注意点 |
- 激しい運動や遊びをさせたり、興奮するようなことをしないでください。
- 食べさせ過ぎ、飲ませ過ぎはさせないようにしましょう。
- 抜糸が終わるまで(オスのネコちゃんは7〜10日後まで)シャンプーをしないでください。
|
|
このような場合は病院へ連絡してください |
- 糸を取ってしまったり、切開部をしつこく舐めたり、いじったりしている場合。
- 餌をほとんど食べられずに弱ってきたようにみえる場合。
- 退院後数日たっても、激しく痛がったり出血がある場合。
- その他、一般的な健康状態が悪くなってきた場合。
|
|
|
|